第8章 年下の悩み【R18】
「あっ、あぁっ!! てつろ、鉄朗っ!!」
「ミカっ、ミカっっ!!」
お互いを求め愛し合う。
最後はほぼ同時に絶頂を迎え、一気に脱力する。
ミカに軽く口付け自身を抜き身体を離す。
今までで1番気持ち良かった。
そう思ったのは、全身に残るダルさのせいだ。
隣でハァハァと息を整えていたミカは、いつの間にかスヤスヤと寝息を立てている。
「おやすみ……ミカ……」
額に口付け、そっと布団を掛けてやる。
俺も元気を無くした自身の後処理を済ませ、隣で横になる。
「てつろ……」
「わりぃ、起こしたか?」
こちらに抱き着いてきたので起こしてしまったかと思えば、ただの寝言で勘違いした自分がなんだか気恥ずかしかった。
「おやすみ……」
再び額にキスをして、俺も瞳を閉じた。
胸元辺りでスヤスヤと規則正しい寝息が擽ったい。
それでもそれは、俺に安心感を与えそして眠りの世界へと誘ってくれた。