第7章 元カノ【R18】
「んっ……ごめっ、け、しん……私、また……」
「ぃゃ、まぁ、うん……俺でそこまで気持ちくなってくれんのは、正直嬉しいよ……めちゃくちゃ気持ちいし。うん……」
身体を起こし、そっぽを向いて照れながら話す繋心がなんだか可愛くて、腕を伸ばしてキスを求めた。
触れ合うだけのキス。
啄むようなキス。
舌を絡め、唾液の交わるキス。
舌が絡む度にドクドクと脈打つ繋心自身の存在感をナカで感じる。
だんだんと、ココロが満たされている気がした。
私は、繋心のことが好き。
繋心のことを忘れられずに、あの人に抱かれていた。
今思えば、あの人とすることすべて、繋心と比べていた気がする。
あの人とのことがバレた時、本当はホッとしていた。
これで繋心に会えるって。
だから、繋心に会った時、ホント嬉しくて、フリーって知った時も、よっしゃって思った。
私は、あの頃からずっと、繋心の事が好きだった。