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夢幻回廊【弐】裏夢専用(ハイキュー・弱虫ペダル)

第18章 近過ぎたキミ③(及川徹)⚠兄✕妹R18⚠


「姫凪?
それは…」

分かってるダメだって
肩書きなんか意味がなくて
心を繋いだ事に
幸せを感じたハズなのに

"彼女になれる他の人"が

羨ましくて悔しくて
苦しいの…

「落ち着きなよ、姫凪
ジュース買って来るから
チョットだけ待ってて?」

ポタポタ流れる涙を
指で拭って身体を離して
徹との距離が開いていく

追いかけたいけど
泣きながら追いかけたら
迷惑かけちゃうよね?

スカートを握り締めて
必死に足を踏ん張り
しゃがみ込んで土を弄る

早く帰って来て…
抱き締めて
安心を安定を

ちょうだい

でも、今までの経験から言えば
欲した声より先に届くのは

「姫凪?何してんだ?
ビックリすんだろ、ボケ」

決まって
期待を大きく外す声

『岩ちゃん…?』

「なんで疑問形なんだよ
俺以外に見えるかよ?
及川と勉強とか言ってなかったか?
出来悪過ぎて
怒られて逃げて来たかよ?」

ケラケラと笑う顔が

『あ…ううん…別に…』

「泣いてんのか?」

目が合った瞬間一気に強張る
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