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夢幻回廊【弐】裏夢専用(ハイキュー・弱虫ペダル)

第18章 近過ぎたキミ③(及川徹)⚠兄✕妹R18⚠


バタンと閉まったドア

お母さんが帰って来たから
今日はもう終わりだと分かるのに
疼いた身体はおさまってなくて

急に静かになった部屋がヤケに悲しくて

しばらくそのまま座ってた

リビングから時々聞こえて来る
お母さんの声と徹の声。

二人の声を聞いてると
心臓がドクンドクンと
高鳴ってくる

どうしよう?
ここにこんな格好で居て
もしお母さんが
上がってきたら?

慌てて自分の部屋に帰って
ベットに潜り込む

寝た振りとかするべきかな?! 

『ぐぅー…』

って!わざとらしい!

そうだ!お兄ちゃんって
チャント言う練習しとかないと!

『お兄…ちゃん…』

声を発して寂しくなる
身体はまだ疼いてるのに
幸せなのに

『お兄ちゃん…じゃ…ヤダ』

兄妹だと思うと
その疼きを責めたくなる

幸せなのに
涙はいつもピタリと背中にくっついてて
離れて居るのが嫌になる

早く抱き締めてよ徹…。

毛布を抱いて
身体に移った徹の香りに目を閉じてると

「姫凪…?
勝手に帰るなよ……」

カチャリとドアの開く音

『お兄ちゃん…あの……』

「姫凪…」

強請っちゃダメ、だよね?
だって近くにお母さんも居るし…
分かってる
我慢出来るよ!

"もっとイチャイチャしたかった!
残念だなー"とか
言って笑う

はずだった
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