第18章 近過ぎたキミ③(及川徹)⚠兄✕妹R18⚠
『ね?良いでしょ?
頑張るから…ね?』
求めて?
もうお仕置きは終わりでしょ?
「ハハッ!可愛い事して…
でも、ダーメ。
オレの部屋まで我慢だよ」
まだ、ダメ?
まだ、怒ってるの?
普通のスポンジで身体を洗い
「はい、出るよ?」
お風呂場を追われ
手を引かれて部屋に
連れて行っていかれ
ドアが静かに閉まった
お仕置きは終わってない?
だから我慢??
やっぱり嶋田さんの事
許せないのかな?
徹をチラチラ見上げながら
どうしたら良いか
許して貰えるのか考える
色々思い浮かべてみるけど
それが良い方法かどうかも
分からなくて
オロオロしてしまう
「姫凪、また?」
徹が首を傾げて私を見つめてる
『あの…チョット待ってくれる?』
「え?なんで?」
う、また…低い声。
やっぱり怒ってるんだよね?
顔を顰められると
怖くなる
怖くなる、けど!
『チャント…話したくて…
えっと…嶋田さんの事!
と、松川さんの事!』
チャント話すって
さっき約束した所だもんね
「…なに、かな?」
『私…ね…
嶋田さんに…』
「ん?」
更に低い声にビクッと身体が震える
言わない方が良いの?
…ううん!
言わなきゃダメだと思う!
言ってスッキリして
これからどうしたら良いかとか
考えた事言わなきゃダメだよね!