第18章 近過ぎたキミ③(及川徹)⚠兄✕妹R18⚠
『ぁ…っ!ヤダ…!
なんか、変!!
徹…止まって…!』
喘ぐように叫ぶ様に
しがみついて
徹の指からの快感から
逃れようと
腰を引くけど
「姫凪…イッちゃえよ…」
腰を掴まれ
また一段早くなる指を
締め付けて痺れて行く身体
や、だ!
痺れが頭の先から爪先まで
貫いて
…え?おもらし?!
太ももをタラタラと
水滴が垂れる感触が後から付いてきた
「出ちゃったの?
姫凪のやーらしー…」
徹の声が更に羞恥心を煽って
泣きそうになる
私の愛液で濡れた指で
唇をなぞられて
「ほら、言いな?
キミは誰のかな?
嶋田さん?それとも___って!
姫凪!?」
徹の口から
嶋田さんの名前…
怒ってるのは
嶋田さんの事で?
なんで?分からない!
もしかして私が
嶋田さんとこんな事するとか
思ってるの?
だから怒ってるの!?
だとしたら………
『…徹の…ばか…!
恥ずかしいって言ったのにぃ……!』
「ごめん!!
悪かった!」
恥ずかしいのも嫌だった
でもそれよりも
私の気持ちが疑われた事がヤダ!
恥ずかしいのと悔しいので
もう頭はグチャグチャ
別に泣くつもりじゃないのに
ボタボタと溢れしまう涙が
余計に悔しい
好きだって言ったじゃん!
だからチューとエッチもしたんじゃん!