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夢幻回廊【弐】裏夢専用(ハイキュー・弱虫ペダル)

第18章 近過ぎたキミ③(及川徹)⚠兄✕妹R18⚠


松川さん?

ディスプレイに浮かぶ文字が
涙で歪む

…もう…なんで今、かな……?

『なんですか…
暇なんですか?!』

〈…しつこくてゴメンね〉

本当だよ…
いつもいつも…

『なんなんですか?
嶋田さん…』

〈キミが泣いてる気がした〉

タイミング悪いのよ…

『泣いてません!
切りますから!』

〈あ!待って!〉

嶋田さんの声が頭に響く
 
『放っといてよ…』

八つ当たりするのはヤダ

これ以上、嫌な子になるのは
イヤだよ…

〈俺なら泣かせないよ?〉

『今、泣かしてる!さよなら!』

切って投げ捨てる携帯が
また震える

LINEだ。

嶋田さん?松川さん?

どっちにしても

ちっとも嬉しくない

私の欲しいメッセージは
入れてくれないもん…

携帯を拾い上げ
ロックを外し
一応返信しなきゃと
LINEを開くと

[なるべく早く帰るから
大好きだよ]

涙も思考と一瞬で停止。

は、はい?

徹?!

イキナリなんぞ!?

とりあえず…
スタンプ?!

お気に入りの
キュンッ!てしてるスタンプを返すも

『な、なに?!
お怒りとけた?!
私なんにもしてないのに?
徹…理解不能……!』

頭はまだパニックのまま
あわあわウロウロ

落ち着こう
そうだ先ずはオヤツの仕上げして

洗濯物も取り込んで

えっとえっと…

何したら良い?!

徹が喜ぶ事…
エッチな…事……!?

知らないよー!

尻尾を追いかける犬みたいに

その場をグルグルしていると

松川さんからの着信

タイミング神!!

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