第68章 咲く恋、散る恋、芽吹く恋④(宮侑 治)
次の日
結局色々暴走し過ぎた妄想と
姫凪との距離に嘆く俺は
一睡も出来んと夜を明かしてもうて
言わずもがな気分は低空飛行やのに
そらもう盛大にイチャつく
治とサクラ
「今日のデートで
治にあんなコトこんなコトされるの
想像してソワソワしてんねん!
アホみたいな寝起きの色気振りまくな
この下半身猿~
って思われてんで?エロ治」
からかいながら
二人を遠ざけ
「…元気だせや。
朝から暗い顔してから」
姫凪の横にそっと並ぶ
『全然余裕やし!
寝不足なだけや
侑こそ無理してんちゃうん?
目、赤いで?』
俺を見上げて苦笑いを漏らす姫凪に
ギュッと掴まれる心臓
わざとかな?
その赤い目に気づいて欲しくて
俺を見つめてるん?