第68章 咲く恋、散る恋、芽吹く恋④(宮侑 治)
グッと腹に込めた力
ゴクリと唾を飲み込んで
「アホか。
なんで、責めたらアカンねん?
お前のオトコやろがい。
他の女見とったら
ぶん殴りゃエエし
アホか、って怒鳴りつけたったらエエ。
無理したかて
それはホンマの正解ちゃうで?
お前が思う様にせぇや
それくらいのワガママさせてくれへん様な
アホタレやったら
お前から見切り付けたったらエエねん、なぁ?」
パシンっと背中を打った
「侑くん…えっと…」
「早く行けや
姫凪の手伝いは
俺がやっといたるから!」
ヒラヒラと手を振って
サクラを部屋から追い出し
小さく息を吐き出す