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夢幻回廊【弐】裏夢専用(ハイキュー・弱虫ペダル)

第5章 ♑愛されたがりの愛し方(黒尾鉄朗)クロの日 完結


そして

『見つけんの遅いねん』

後ろから小さく聞こえた声

「姫凪!?」

声を上げて振り返ると

『静かにし、アホ』

唇の前で指を立てる姫凪
そして

『着信…嬉しかった…ありがと…』

小声のまま呟いて
小さい身体を預けて来た

「出ねぇから心配したろうが…
…何してたんですかァ…?」

預けて来た身体を抱き寄せると

『えっと…さっきまで
ナナちゃんと話してたから
マナーにしてて
分からんかってん……』

ギュッと腰に手が回る
人は少ないけど
外で姫凪が甘えて来るのはレアだ

「ん?どうした?
そんなに甘えて〜
怒ってねぇの?
まさか俺に逢えて嬉しいんですかァ?」

俺の声にビクッと肩が揺れて
赤い顔して見上げてくる姫凪
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