第2章 紅雷とヘリオス
ヘリオスsid
姫さんのもとに来て1ヶ月、色々なことを知った
煌帝国を収める練一族(一家?)
姫さんはそこの末の妹、第九皇女らしい
発言権はないに等しく、加えてほかの皇子や皇女とは異なる深緑の髪のせいではれもの扱い
本人は気にしていないみたいだけど
そして姫さんの日常
朝早く起きて午前中は政治に関しての勉強漬け、午後になれば武術の特訓漬け
午後の特訓はオレも付き合ってる
『ねぇ、ヘリオス』
「なんですか?」
カァン!キン!ドゴォ!
オレの剣と姫さんの短剣がぶつかり合う音が響く中、姫さんは唐突に声をかけてきた
『私調べてみたんだけど、ヘリオスってファナリスよね?』
「ファナリス、ですか?それはオレが奴隷商人の元にいた時に呼ばれていた名前ですが」
『でもね、ファナリスって暗黒大陸ってとこに住んでいる最強の戦闘民族なんだって。なんでもその強靭な脚力は獅子の腹を一突きするんだって!凄いねヘリオス!』
思わず手を止めた
「暗黒、大陸・・・」
『いつか行ってみよう。ヘリオスの故郷』
「はい!」
・
そのあと姫さんがどれ位足が強いのか見せてくれと言ってきたので力いっぱい足を振りかざしたら、鍛錬場の地面が割れて地盤沈下を起こしてしまった
「うわ・・・」
これには自分も引いたが、姫さんは目をキラキラさせていた
これに動じない5歳児って・・・