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煌帝国第九皇女は変わり者

第2章 紅雷とヘリオス


「奴隷を買って城に入れるだなんて・・・常識もないのね九皇女は」




「しかたないわよ、あの子は煌帝国で生まれた子ではないもの」




「あの深緑の髪・・・忌々しいわ」




そんな声を聞こえないふりをしてやり過ごす




お風呂に入れてもらい、食べ物を与えた元奴隷の男の子




彼は今私の目の前に座っている




薄汚れていて分からなかったが、赤い髪に特徴的な目




『わたしは・・・紅雷、あなたは?』




「名前なんてない。オレをどうするつもりだ」




『どうする?・・・・・故郷に帰りたいなら送っていく』




そう言うと彼はびっくりしたように目を見開いた






「開放、するのか?」




『当たり前よ。あなたはもう自由だもの』




すると彼は泣き出した




睨んだり、ビックリしたり泣いたり、忙しい人だなぁ




「決めた、オレあんたに付いてく!」




いきなりがしっと手を掴まれて言われた




「だから名前をくれ」




『名前・・・』




よく見ると彼の目はオレンジ色のような黄色の様な、明るい色をしていた




そう、太陽のような




『あ、・・・ヘリオス・・・はどう?』




「ヘリ、オス?」




『太陽神、ヘリオス。あなたの目は太陽のような色、ぴったりだと思うんだけど・・・いや?』




「うぅん!ありがとう、オレはヘリオス・・・ふふっ」




噛み締めるようにして名乗ったあとフフフと、笑った




嬉しかったんだろうなぁ




『よろしくねヘリオス』




「よろしく、姫さん」




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