第4章 ☆Story2☆ 喋るぬいぐるみ!?
_翌日
「ふわぁ……さて、朝食作って仕事行く準備しなきゃね……」
『スゥ……スゥ……』
「ユウはまだ寝てる……まぁいっか……」
_数十分後
_ダイニング
「……あ、ユウ起きたー?」
『ふぁ……ねむい……』
「……朝に弱いの?」
『そんなとこぉ……』
「……。」
(ママのぬいぐるみだったから、ママに似て朝に弱いのかな……)
『朝ごはんはなーに?』
「目玉焼きとスクランブルエッグ。ご飯とパン、どっちがいい?」
『準備いいねー(笑)
じゃあパン!』
朝食も済ましたふたり。
「……はい、ここの中に入って。」
『えぇぇ!?バッグの中に入んの!?』
「あのねー……喋るぬいぐるみなんて開発されていないの!
ユウが注目浴びたら、研究目当てで誘拐されるわよ……」
『っやだ!』
「じゃあ大人しく入って!」
『……。』
「バッグの中に、昨日のクッキー入っているから……」
_ピクッ『やったぁ♪』
「そのかわり、ちゃんと大人しくしてんのよ?」
『はーい♪』
「……じゃ、そろそろ行くよ?
下で涼介さん待ってるから。」
『うん!』
「……。」
(涼介さんの前で喋り出さなきゃいいけど……汗)
ゆりは心配に思いながらも部屋を出たのだった。