第4章 ☆Story2☆ 喋るぬいぐるみ!?
「う、うん……そうだよ?
ママの、マネージャーだった人……」
『そっかぁ……不思議な縁だね……まさか、ママのマネージャーだった人が、
今度はその娘のマネージャーなんてさ(笑)』
「涼介さんのことも、知っているの?」
『まぁね!』
「ふーん……」
『ねぇねぇ、ゆりちゃんはどのバイクを買う予定なの?』
「えぇ……ハーレー、とか?」
『は、ハーレー!?中2にしてハーレーとか……』
「時代の流れってものよ(苦笑)」
『っねぇねぇ!今って空も飛べたりするの!?』
「え?……ま、まぁ……でも、まだそこまで普及はしてないよ。
研究段階ってところかな。」
『でも、後一歩ってところまでは来てるんだね。』
「うん、5年内には完成だって。空飛ぶ車とバイク。」
『今の世界、ヤバス……』
「……ふふっ☆
もっと話してあげようか?今の時代の話。」
『っ聞きたい!!』
「うお……」
(すごい食いついた……)
『どんなのどんなの!?』
「えっと……アイドルのコンサート、あるじゃん。」
『うん!』
「そこで飛ぶとしたら、フライングでしょ?」
『うん!ジャニーズがよくやってるアレ!』
「じゃ、ジャニーズまで知ってんだ……汗
今は、フライングしなくても空を飛べるの。」
『っなんでー!?』
「無重力で空を飛べる、道具が開発されたの。
円盤みたいって言ったほうがわかりやすいかな?
そこにアイドルたちが乗って、2階3階の会場席に行けることができるの。」
『てか落ないの!?』
「落ちないように、命綱があるから大丈夫だよ。
でも普通のだと衣装と見栄えが悪いから、透明になってるんだ。」
『す、すご……』
「ふふ、他にもねー……」
こうしてゆりはユウに現代の日本について話し明かした。
その間ユウは驚きの連続なのであった。
『今の日本、やばいね……』