第4章 ☆Story2☆ 喋るぬいぐるみ!?
「そんなの、私はつまらないって思うから……」
『……。』
「だから、できるだけロボットには頼らないようにしてるの。
今の時代は、確かにすごいよ。私が生まれた頃よりずっと進化している。
でも、私は機械に頼りたくないんだ……人の手でやるからこそ、
意味がある……車だってそう。機会に任せっきりじゃ、だめなんだよ……」
『車の自動化って、やっぱり進んだの?』
「うん、人工頭脳が凄く発達したからね。
それに日本の技術や安全は、世界でも認めらているの。
ボタンとハンドル操作だけで、運転できちゃうからね……」
『10年でこんなにも変わっちゃうものなんだ……』
「うん。だから車の免許も、16歳から取れるみたいなの。」
『く、車の免許!?
18歳からじゃないの!?』
「うん(苦笑)
バイクも、14歳から取れるようになるんだ。だから、
誕生日が過ぎたら教習所に通うつもりだよ。」
『っちょバイクって!
バイクも、自動化が進んでいるの……?(汗)』
「うん、こんなの。」
ゆりはパンフレットをユウに見せた。
『うわっ……車もバイクも僕のいた時代より変わってる……
てかゴム製のタイヤじゃないの!?
凄いサイバー感がにじみ出てる……こんなデザインって、
架空のものって思ってたのに……』
「今、凄い変わってきているからね……日本に限らず……」
『パパは知っているの?バイクの免許取るってこと。』
「一応ね。
まぁいいよって渋々言ってくれた。」
『……よく許したな。』
「ドラマとかでも、乗る機会とか出てくるだろうって涼介さんにも言われてたから。」
『っ涼介さんって、あの山田涼介さん!?』