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藤ヶ谷パパの娘は人気アイドル!

第4章 ☆Story2☆ 喋るぬいぐるみ!?


「『いただきます』」



_パクッ『美味しいっ!』



「お婆ちゃんから教わった味だもん。美味しくて当然でしょ!」



『……ねぇねぇ、普通の椅子じゃ食べづらいよ。』



「えぇ?わがまま言わないでよ。
テーブルの上に乗るの許可してあげてるだけありがたいって思いなさいよ……」



『だってテーブルの上で食べるってお下品じゃん!』



「……ぬいぐるみのくせに。」



『ほら!赤ちゃんが座るテーブル椅子あるでしょ?
僕あれがいい!』



「……ベビーチェア?」



『うん!』



「……はぁ、ホームセンターに明日行くか……」
(5000円内で買えるものもあるだろうし……)



『僕も行くーっ!』



「……わかったわよ。連れて行くよ……」
(どのみち仕事場にも持っていくんだから、仕方ないよね……汗)



『やったぁ♪』



「はぁ……でも、バックの中で大人しくしててよね?」




『はーいっ♪』



「……。」
(明日は大きめのバッグにしなきゃな……)







夕飯も食べ終え食器を洗うゆり、そしてユウはゆりを手伝っていた。



『今って機会がやってくれるんだね』



「まぁね、一応お料理ロボットもいるんだけど、あんま機械には頼りたくないんだ。」




『どうして?ロボットに任せたほうが身体への負担少ないじゃん。』



「確かに、ロボットは美味しい料理を作ってくれるよ?
卵だって、失敗しない。確実に美味しい物を作ってくれる……でも、」



『でも?』



「ロボットが作る物って、味がみんな同じなの。
家庭でそれぞれ違うはずなのに、同じロボットが作るからどの家庭でも同じ味……

そんなの、私はつまらないって思うから……」

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