第13章 ☆Story11☆ ドラマ撮影スタート
「ねぇゆり!」
「ん?どうしたのくる。」
「この後着替え終わったら、一緒にダンスのレッスンしようって彩華と話しててさ!」
「よかったら、ゆりも一緒にやらない?
ゆりのダンス、よく参考にしてもらっているのよ。
あ、無理にとは言わないわ。」
「ううん、大丈夫だよ。
身体動かしたいし……それじゃ、着替え終わったらレッスンルームに行くね。
場所は、第1レッスンルームでいいの?」
「うん、それじゃあ……1分足りとも時間は無駄に出来ないわ!
さぁ、早く着替えに行くわよ!」
_ビクッ「「は、はい……(汗)」」
(相変わらずレッスンのことになると熱いなぁ……汗)
彩華は普段おとなしい性格をしているが、ダンスや歌のレッスンになると人が変わる体質。
そんな彩華にButterflyのメンバーはすでに見慣れているが、
Dolceや他の面々はよくこのギャップに驚いていることが多い。
ただ、来海に関してはデビュー前お互いがシンメだった為よく彩華のことを知っている。
こうして3人はそれぞれ部屋に戻り、制服からレッスン用の服に着替え第1レッスンルームに向かうのであった。
_第1レッスンルーム
「それじゃあ、先輩たちの曲で踊る?
デビュー前みたいにさ!」
来海はipodをスピーカーに繋げながら言う。
「そうね。ゆりもそれでいい?」
「うん。
どうせだったら、曲をランダムにして踊るのはどう?」
「うお!ゆりまで乗り気じゃーん(苦笑)
ちゃんと先輩の曲のフリ覚えてるかな……」
「いいアイディアね。誰が一番踊れるのか競ってみましょうか。」
「それいいね!彩華ちゃんに負けないように頑張らなきゃ……」
「ちょいちょいゆりー……まるで私は眼中にない言い方やめてよー(泣)
まぁ、とりあえずランダムに曲はセットしたよ!」
「それじゃ、ミュージックスタート!」
彩華の掛け声と共に音楽がかかり、レッスンルームには歴代の先輩たちの曲がフルで流された。
そして3人はがむしゃらに曲に合わせて踊り続けたのであった。