第13章 ☆Story11☆ ドラマ撮影スタート
「やっぱ、BLOWさんの曲は踊りがいがあるねぇ……ダンスめっちゃハードだもん(苦笑)」
水分補給をしながら苦笑いを浮かべる来海。
「そうね(苦笑)
立て続けにBLOWさんの曲が流れた時は……逆にゆりは、まだ余裕そうね……」
彩華も水分補給をしており、まだ鏡に向かって踊っているゆりを見ていた。
「まぁ、最近のゆり忙しすぎて逆に色々と体力ついたんだろうね……
デビュー前から、人一倍ボイトレもダンスレッスンもやってたから……」
「さすが、グループの顔ね。
私も、Butterflyの年長として頑張らないと……そういえば、千尋や百華とは最近……どんな感じ?」
「え?急にどうしたの?
特にいつもと変わらず(苦笑)
まぁ、あんま話さないかも……隣のクラスだし……」
「……そう。」
「……急にどうしたの?」
「ううん、気にしないで……さぁ、水分補給も済んだし私たちも戻るわよ!」
「えぇ!?
もう少し休憩しようよぉ……」
「だらしないわねぇ……仮にもグループの年長でしょ?
それに、見るからに体力はある程度戻ってるはずだけど?」
「そりゃあ……あと何曲が踊る気力はあるけど……」
_グイッ「それじゃ行く!」
彩華は来海の腕をグイッと持ち上げる。
「うおっ!もぉ……踊ればいいんでしょ踊れば!」
来海は彩華の圧に負け、ゆりの元に2人で戻るのだった。
そして5曲ほど踊り、ダンスの個人レッスンは終わった。
「気合入れすぎて、ちょっと筋肉痛になっちゃった……部屋戻ったらもうお風呂に入ろ……」
ゆりは脹脛を手で揉みながらタオルで汗を拭いた。
「そりゃあほぼほぼぶっ続けて踊ればね(苦笑)
お風呂でもマッサージしなよ。」
来海はチョコをつまみながら荷物をまとめていた。
「うん、そうするよ。」
こうして3人はそれぞれ部屋に戻るのだった。