• テキストサイズ

藤ヶ谷パパの娘は人気アイドル!

第13章 ☆Story11☆ ドラマ撮影スタート


2人が自販機から去ろうとした時……



「っあの!」



「「……?」」



2人の後ろから男の子のような声が聞こえてきた。



ゆり達は振り返ってみる。



振り返った先にはゆりと背丈が同じかちょっと低い男の子が立っていた。



顔立ちはずいぶん可愛らしかった。服装は、ちょっとお坊っちゃまのような感じで育ちの良さを表している。



「あの、藤ヶ谷ゆりさんですよね!」



「えっと……はい……」
(この人、私より年下……?)



「えっと、君はファンか何かかな……?
悪いけど、こういうことh「自己紹介遅れて申し訳ありません。僕は財前寺海斗と申します。」
っえ……財前寺って……」



涼介は驚いた様子で海斗と名乗った少年を見る。



「はい!このスターズTVの社長・財前寺山和(ヤマト)の息子です。」



「……えぇぇぇ!?」



涼介はすっかり驚いてしまっていた。



「あ……社長の息子だからって、気を使わないでください……せっかくお見かけしたので、
挨拶の方を……」



「涼介さん、驚きすぎですよ……」



「っごめん……まさか、財前寺社長のご子息とは思わなくて……」




「マネージャーの、山田涼介さんですね。
驚かせてしまってすいません。昔からお世話になっていると、父から聞いています。」



「っいえいえ!
むしろ、こちらの方がお世話になっていますよ……」



「……?涼介さん?」



「えっと、ゆりちゃんのママがモデルーキーっていう番組出ているのは、知ってたよね?」



「えっと、まぁ……」



「それにシークレットナイトも、ここのテレビ局で制作を行っていてね……」



「あぁ……それで……」



「こんなところで、お会いできて嬉しいです!」



海斗は嬉しそうに目を輝かせていた。その様子はまるで子犬のようだった。



「……。」
(この感じ見ると、やっぱり私と同じくらいか年下かな……)



「僕、こう見えて高校1年生なんですよ。」



「っえ!?」
(つ、つまり……年上……)



今度はゆりが驚く。



「へへ、よく驚かれます(笑)
声も高いのでなおさら……」



「……。」_ポカーン…



ゆりは呆然としていた。


/ 521ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp