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藤ヶ谷パパの娘は人気アイドル!

第13章 ☆Story11☆ ドラマ撮影スタート


そして撮影は再スタート。


『ただ遊んでただけで反省文……』



『あそこは立ち入り禁止だ。それに、危うく落ちそうになっただろ……』



キラは教室で反省文を書かされている。



『あれ、わざとだったのになぁ……』



『わざとだろうがなかろうが規則は規則だ。』



『先生あったま硬いなー……ねぇ、』



シャープペンを置き瑆に目を向けるキラ。



『なんだ?』



『私のこと……覚えてないの?』



『ぇ……』



『……ま、先生あの頃緊張しまくりだったもんねぇ……
教育実習生だったわけだし……』



『っ……急に、なんで……っまさか……花園って……』



『あ……一応思い出したんだ、今ので。
……そっ、天川小学校5年3組……』



『俺が、教育実習としていったクラス……』



『うん。私はその時の生徒、だよ……黒咲先生?』



キラは席から立ち上がり瑆を見下ろす。



『っ……』



そして瑆は驚きを隠せずキラを見上げていた。



『久しぶり、だね先生……あの時は、ありがとう……でも、
結局私を救えなかったけどね……』



『っ……どういう、こと……』



『この左目が証拠……だよ。』



瑆と目を合わすようにしゃがみこんだキラ。



キラの左瞳は黄色に染まっている。



『っ入学当初から気になっていたけど、その目は……』



『……過去のことは、思い出したくない。
だから、ちゃんと責任とってよね……?』



『っ責任って、どういu‥_チュッ……っ!?』



キラは突然瑆にキスを落とした。しばらくキスをするとゆっくりと唇を離した。



そしてキラは唇をぺろりと舐めた。



『っ……』



『ごちそうさま♪
はい、反省文はちゃんと書いたよ。じゃ、また明日ね先生。』



キラは何事もなかったように反省文を呆然としている瑆に渡し、



カバンを持ってそのまま教室を後にするのだった。






「はいカーット!オッケーでーす!」



「……ふぅ……」



ゆりはスイッチが切れたかのように一呼吸した。



「2人共お疲れ様。この後は獅衣留くんたちお願いなー。
それじゃ2人は、休憩に入って。」



「「はいっ」」



どうやらひとまずゆりとタイスケは休憩に入るようだ。





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