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藤ヶ谷パパの娘は人気アイドル!

第13章 ☆Story11☆ ドラマ撮影スタート


「ごめんごめん(苦笑)
つい昔と比べちゃってね……獅衣留くん、赤ちゃんの頃からずっとゆりちゃんが大好きだったもんね。」



「っ今その話はいいじゃないですか!」



「陸くんもね、ゆりちゃんのお母さんと出会った頃から好きだったんだよね……。」



「……えぇ、それで今の俺くらいで付き合って……」



「なんか、色々引き継がれているんだなーって……君たちを見てると思うよ。」



「ちょくちょくその話出てきますけど、そんなに似ているものなんですか?」



魅月は首をかしげた。



「まぁね(苦笑)」




「……なら、あの2人は……」



獅衣留はゆりとタイスケに目を向ける。



「……いや、そうとは限らないよ。いくら似てるとはいえ、親と子供は違うんだ。
自分の運命は自分で切り開く、って言ったところかな……。」



「自分の運命は、自分で……」



「そう、だから親が親だから、叔父さんが叔父さんだからって気を落とすことはないよ。
現に、ゆりちゃんは彼のことを恋愛対象としては見てないっぽいし。」



「っま、マジで!?」



思わず目を大きく開く獅衣留。



「う、うん……(つくづく、陸くんに似てるなぁ……汗)
でも、ゆりちゃんもゆりちゃんで気になる人は、いるのかな……」



「まぁ、ゆりは芸能人してなくてもモテそうだしね。
少なくとも、今時点で獅衣留はただの幼馴染止まりだと思うよ。俺が見る限り。」



「……僕も、魅月に同意かな……(苦笑)
獅衣留を意識してるとは、思えないかな……」



「……やっぱり……」



「……恋愛もいいけど、俺たちはジャニーズなんだからな?
羽目外しすぎるなよ?ついこないだの藤ヶ谷くんみたいにさ。」



「っわかってるしそれくらい……一応事務所の顔っていう自覚はあるから!」



「……ならいいけど。」



ジト目で獅衣留を見る魅月。



「なんだよその疑いの目は!」



「まぁまぁ……あ、次はゆりと藤ヶ谷くんのキスシーンだね。」



「なんか、中3の余裕ムカつく……」←



「お前はもう少し大人になれ。」



「同級生に言われるのもムカつく!」←



「……(苦笑)」



涼介は苦笑いを浮かべるのだった。
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