第13章 ☆Story11☆ ドラマ撮影スタート
そして撮影が再スタート、主演の二人は役者モードに入った。
ちなみに今から撮影するシーンはキラが立ち入り禁止の屋上に行き
落ちるか落ちないかの遊びをしているところを目撃した瑆がキラを引き戻どすというシーン。
『かーごめかごめ、かーごのなーかのとーりーは、
いーついーつでーやーる…『っ花園!』……』
かごめかごめを歌っているキラ、キラは屋上の塀で片足を上げていた。
屋上まで走ってきた瑆、キラは歌うのを止め瑆に体を向ける。
『っ花園……お前、何してんだ……ここは立ち入り禁止だろ……』
『遊んでるだけだよ?』
『っ遊んでるだけ『いーつーつでーやーる、よーあけーのばーんに…』花園!!』
体を向け直し、塀の上を歩き始め再び歌い始めるキラ。
「やっぱり、本職はアイドルだからママより歌うまいね(苦笑)」
「百合ちゃんも歌は上手い方ですけど、やっぱり幼い頃からボイトレもしてますからね。
当然といえば、当然かと(苦笑)」
『つーるとかーめがすーべったー
うしろのしょーめん、だぁぁぁれー?』_くるっ
『だれ』で瑆にくるっと体を向けるキラ。
だがその瞬間キラが足元をぐらつかせた。
『っ花園!!』_ダッ…
思わず走り出す瑆。
_グイッ!『きゃっ…!』
そしてキラの腕を引っ張り自分の元へ引き寄せた。
キラは瑆の胸に収まるように落ちた。
『っ……はぁ……』
ほっと息をつく瑆。
『……先生大げさすぎ(笑)
遊んでただけなのに……』
『っふざけるな…!』
『……。』
『っふざけるな……』
『先生でも、感情的になるんだね……』
『……反省文、』
『え?』
『……今回は、それで許してやる。
けど、また同じことをしたらそれなりの処分するからな……』
『……。』
「はいオッケー!
二人とも調子いいねー!」
「「ありがとうございますっ」」