• テキストサイズ

藤ヶ谷パパの娘は人気アイドル!

第13章 ☆Story11☆ ドラマ撮影スタート


そして記念すべき第1話の撮影がスタートした。



物語はキラたちが高校生となり紅羽高校に入学するところから始まる。



そして瑆はキラ、葵、育弥ら3人が所属するクラスに担任として受け持つことになる。



『……。』



ゆり演じるキラは机に膝をつきながら窓の外を見ていた。



_ガラッ『……。』



そんな中瑆が教室に入ってくる。



『今日からこのクラスを受け持つことになった、黒咲瑆です。
よろしくお願いします。』



黒咲瑆と名乗った教員に目を向けるキラ。



そして……



『っ……!』



そして瑆を見た途端に目を見開いて驚いた様子で瑆を見つめた。



『……キラ?』



幼馴染である葵は驚いているキラを不思議そうに見た。








「はい、オッケーでーす!」




「なーんか普段の俺と全然違うから調子狂う……」



「なんか、演じている間はパパもこんな感じなのかなーって思いましたよ(苦笑)」



「俺お父さんに似てるってこと!?」



「え……えっと、そう……なんですかね……あくまで黒咲先生が、ですけど……」



「お父さんに似てるかぁ♪」



なぜか嬉しそうなタイスケ。



そのあとも撮影が進み……





「次の次のシーンはキラが瑆にキスをするのか……」



「……。」
(恋愛ドラマだから覚悟はしてたけど、初っ端からキスシーンか……汗)



「ゆりちゃん、ちょっと緊張してるね(苦笑)
でも、無理もないよ。ママも、何回もNG出してたからね。」



「ママも?」



「うん。そうですよね、柊さん?」



「うん、当時の彼女はまるっきりドラマ出演は初めてだったし、何より彼氏もいたから余計ね(苦笑)
好きじゃない人のキスは、やっぱり抵抗感あるよ。」



「柊さんの時は割とガチチューでしたけど……この二人はどうなるんだろ……」



「うーん……ゆりちゃんからする、からね……寸止めか当てるだけか……」



「普段の彼女なら、そうだとは思うけど……役のスイッチが入ると、もうその役に依存するからなぁ……」



「意外と本当にするかもね。」



「……かも(苦笑)」


/ 521ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp