第5章 第三次忍界大戦
「姉さんは自分の命を軽くみすぎだよ、俺にとって姉さんがすっごく大切な存在だっていうのをちゃんとわかって、俺は姉さんがいないと幸せになれない。」
イタチはそこまで言うと、私の額を軽く小突き、ニコリと笑った。
「姉さん、約束...してくれる?」
私はそんなイタチにニコッと笑い返し、
『うん、約束する。でもイタチも、私と約束して?』
と、言った。
イタチは不思議そうな顔をしながらもコクンと頷いた。
『...なにか、嫌なことがあったり、辛いことがあったら..例えば、辛い選択を迫られたりしたら、迷わず私を頼って..!迷惑がかかるとか、心配かけたくないとかあなたは考えるかもしれない..けど、そんなことどうでもいい..!とにかく、私に相談して..!』
これからの事を考え、私はイタチの手を握って、そう訴えかけた。
『約束してくれる?』
「..うん、わかった。」
イタチは..自分をよく犠牲にする。
多分、私が危険なめにあったり、狙われたりしたら自分を犠牲にしてでも私を救い出すだろう。
それに、何年後かしたら里の為に犠牲になり一族を全員殺して重い荷を背負ったり、これから生まれるであろうもう一人の弟の為に自らの命を犠牲にしたり..
そんなでかくて重い荷をイタチだけに背負わせることは絶対にしたくない。
今まで(といってもここ数年だが)の出来事を考えると、原作はほとんど変わっていない。
つまり、私、うちはツバキというイレギュラーな存在がいても原作は基本変わらないということだ。
私が動けばなにか変わるかもしれないが、今は何もできない。
うちは一族の事件も変えられるかは微妙だ。
それに、私一人でクーデターを止められるとは思えない。
イタチには辛い思いをさせてしまう。けど、その辛さや、苦しさが少し、少しでもいい、私に話すことによって和らいでくれないだろうか
そう、思っている。
それに、いざとなれば、私がイタチの代わりもできるわけだしね。
そのためにはイタチの行動や周りの動きを知っておかなければならない、
こんな頼みかた、卑怯かもしれないが..
許して、イタチ