第3章 人は心が黒くなってる奴が多いいから………
明結「は、離せーーー」
ぶんぶん腕を振り回すがやっぱり女の私の力じゃ離れない
冬「手、離したらまた逃げるでしょ?だからこのまま教室まで連れて行きますね(ニコッ」
ニコッじゃねーよ
#NAME1「逃げないから!離して‼︎離して‼︎」
冬「無理ですよ、1度逃げられているのに信用できません」
嫌だ…………連れて行かれる………あの日みたいに……………
怖い……怖い……怖い……
ポロ
明結「あれ?」
冬「えっ⁉︎」
何これ?水?
冬「ご、ごめんね!まさか泣いちゃうとは思わなかったんだ。ごめんね‼︎大丈夫かな?」
泣く?あぁ、これは涙なんだ
明結「大丈夫だからもうほっといて………」
ポロポロポロポロ
まだ、怖い……人に触れられるのが怖い
昔の事を思い出すから?痛かった事を思い出すから?
分からないでも、怖い
ギュッ
冬「全然大丈夫に見えないですよ」
人に触れられてる……嫌だ!怖い
明結「い、嫌だ‼︎」
ダンッ
私は威土弟を思いっきり突き飛ばした
仕方ないじゃないか人に触れられるのが嫌なんだから
冬「っ‼︎」
明結「私に触るな‼︎」
そのまま驚いている威土をほっといてその場から逃げた
まだ、私は弱かったあの頃と何も変わらない