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1人の姫と4人の王子

第8章 。。✴︎嫌な過去✴︎。。


〜山峰〜

ったく、何だよ!

せっかく俺が喋ってたのによ‼︎
てか、こんな時間に何のようだよ!!!


山「はい、どちら様ですか?」

思いっきり不機嫌な声で言ってやった。
ドアの前にいたのは明結と同い年ぐらいの男子だった。


誠「あれ?家間違えたかな?」

はぁ?どう言うことだよ?

家間違えてチャイム鳴らしたのかよ‼︎

あー!ちゃんと確認しやがれガキ‼︎‼︎


山「んじゃ、この家には用はないと?」

誠「あー、この家に明結って奴いますか?」

明結?
明結ってことは友達か?


山「あぁ、居るけどどうかしたか?」

誠「お!じゃあ間違えてねぇーや。明結出してもらっていいですか?」

いや、明結出していいのか?
もしかしたら、こいつにいじめられてるのかもしれねぇーし………


山「今はむ……」

明結「山峰ー誰来たの………?」

誠「明結‼︎」

明結「誠…………也……」

明結の顔色が変わった。

俺が返事しなかった時と同じだ……


山「帰れ。」

誠「え!ちょっ‼︎」


バタン


山「大丈夫か?明結?」

明結「え、あ、うん。」

そんなに怯えた顔で大丈夫って言われてもな……

山「もう、寝ろ。」

ポンポン

頭を軽くなで俺はリビングに向かう
後ろから小さい声で”うん、おやすみ”って聞こえた。

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