第43章 【方言】×【お願いごと。】
「ほら、言うてや。」
「…好き。」
「だめ、ちゃうやろ、?」
「………愛してる、」
言うと、嬉しそうに笑う。
「んふふ、嬉しい。俺も好きやで、愛してる。」
あまりに嬉しそうに笑う空が眩しくて、
「……。」
目を逸らしてしまう。
すると、
「ちゃんと見て、逸らさんといて?」
暖かな優しい手が私の頬を包んで、顔を前に向かされた。
目線が重なり、距離が縮まる。
「うん、可愛い。」
空の言葉は、時々、心臓に悪い。
ただでさえドキドキさせられるのを、関西弁だから余計に。
今日はずっとドキドキさせられっぱなしだ。
今だって、もう空の手は触れていないのに顔が熱い。
「どうかした?」
本人は気が付いてないけれど。
その事を本人に言うのは負けた気がして、話を変える。
「…なんでもない。それより、さっきの続き…教えてよ。」
「続き?あー…それは秘密。」
「何それ、気になるじゃん。」
「気にせんでええの。」
気になったけれど、聞かない方が良いような気もしてこれ以上聞くのは辞めた。
折角だから、もう1つ気になっていたことを聞こう。