第11章 11.矛盾する気持ち
光「なに企んでんの?」
がトイレに行ってる間、
光と二人っきりになった。
「企んでませんよ。
っつーか、分からしてやんの」
光「分からす?」
「そう。好きなことくらい、
自分で気づけよって話ですけどね」
光「………あんたって意外とお人好しなんだ」
お人好しねぇ……それ誉め言葉なの?
光「自分の気持ちはどうでもいいの?」
「自分……の気持ちねぇ……」
んなの、捨てた方がいいんですよ。
俺はあの子がバカみたいに笑ってたら、
それだけでいいんだからさ?
「俺っていいやつじゃない?」
光「自分で言うな」
「すんません」