第2章 2.分けあいましょう
授業が終わって、
職員室でおじいちゃんに怒られた。
二宮「っとに、なんで俺もなんすか」
『ごめん……なさい』
二宮くんも何故か怒られて、
そして、私も二宮くんに怒られて、
これはテンションがかなり下がります。
『あ、じゃあ…これあげる』
そう言って二宮くんの手に無理矢理、
さっき渡しかけてたキャンディを渡した
二宮「………………友達、なってあげる」
『…………え?』
いや、バッチリ聞こえたよ?
でもね、ちょっともう1回聞きたい!
『二宮くん、もう1回言って?』
二宮「嫌だよ絶対。言わないよ、もう」
『…………ま、いーや!友達になれたし!』
二宮「聞こえてんじゃん……てか、あまっ」
キャンディを食べる二宮くんは不機嫌
だけど、やっぱり優しい二宮くんです。