• テキストサイズ

テニプリ 短編

第25章 構って【宍戸】


ここ1ヶ月休みなく毎日部活だ
しかも休日は全て一日練習
今までは月に1回は最低でも休みがあったんだけどな

大会前でもないのになんかあったのか?
そんな疑問が俺の頭ん中をよぎる、だが深くは気にならなかった。
どうせ跡部の事だ考えがあるんだろう

だが今までの前置きはほとんどどうでも良くて俺には悩みがある。最近彼女のせいながムスってしている

まぁ、部活で忙しくて構ってやれないことで機嫌悪くしてんだろうな
そんな自己解釈をして俺は部活が終わるまでせいなに待っててくれ、そう一言告げて放課後の部活に向かった
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
部活が終わりミーティングも済ませると俺はせいなが待っている教室に向かおうとした
すると長太郎が俺を呼び止めた
「宍戸さん!良かったら今日も一緒に帰りませんか??」
「あー悪ぃ。せいなと帰えんだ悪i((」
「せいなさんもいるんですか!?なら3人で帰りましょうよ!」
やめろ、そんな笑顔で俺に言わないでくれ…!!
ってことで結局俺は長太郎の案を断れず…
長太郎と2人でせいなの待っている教室に向かった
扉を開けると帰り支度を済ませていたせいなが立っていた
「よお!待たせて悪かったな」
『ううん。部活お疲れ様!じゃあ帰ろっか』
俺が返事をしようとすると長太郎が
「そうですね!帰りましょう!」なんて言ったものだからせいなは目を丸くして
『??長太郎も一緒??』なんて長太郎に聞き返す始末だ
またその質問に長太郎は悪意の無い笑みで「はい!」なんて答えるものだから何も言えない俺とせいな
俺は口パクでせいなに「悪いな。説明は後でする」
と、伝えた
帰り道、長太郎の家は俺達と少し違う方向にあるため途中で別れる、それまでは3人で他愛もない話をしたがせいなはやはり少し元気がない
長太郎と別れるとせいなが口を開いた
『てっきりふたりで帰れると思ってた…』俯きながら
せいなはそう言うと俺は一言「悪ぃ…」と返し続けて説明をした
「長太郎に誘われてせいな待たせてるって1回断ったんだけどよ3人で帰ろうって言われちまって…断れなくてよ…」説明を終えると

/ 75ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp