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テニプリ 短編

第20章 お年頃?【柳生】


「いや、少々お話がありましてね。場所を変えてよろしいですか?」

『いいよー、ついでにサボっちゃおうよー』

なんてまだ目を擦りながら返してきた

私はせいなさんの手を取って旧校舎の空き教室に向かった

空き教室に着くと私はせいなさんの手を離し

「その、せいなさん?あの…最近スカート短すぎませんか?」

そう背を向けてせいなさんに言うと

『えー、そうかなー?でも暑いんだもん』

そう言いながらせいなさんはスカートを見ながら答えた

多分言葉だけじゃせいなさんに伝わらない…

そう私は確信したので少し悪戯をすることにした

「そうですよ。そんな服装していたら余計暑くなる様なことされちゃいますよ?」

ニヤっと仁王くんがしそうな笑みを浮かべると

私はせいなさんの反応を伺わず唇を奪った

暑く、させるんです

そう簡単には唇を離しませんよ?

せいなさんは苦しいのか少し顔を赤くして私の
胸を叩いてきた

けれど私は離さない。
正直ソノ気になっている、男だったら誰でもそうなるであろう

そんなことを思いながらせいなさんがそろそろ辛そうなので唇を離してあげる

肩で息をしているせいなさんに

「どうです?余計暑くなってしまいましたか?
それともその顔はソノ気になってしまいましたか?」

またニヤっと笑うと

せいなさんは少し悔しそうな顔をして

『うるさい…っ!エロ紳士!』
と、言ってきた

「エロ紳士、ですか…今の私にはふさわしい名前かもしれませんね…」

そう言いながらせいなさんの顎を掴みまた唇を奪った

そして
「これでも一応“紳士”なので最後までエスコートさせて貰いますよ?」

そう言いせいなさんの手に口付けをした


もちろん四時限目は2人とも授業に出なかったらしい…



――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
『エロ紳士なんて言わなきゃ良かった…』



【完】
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