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テニプリ 短編

第20章 お年頃?【柳生】



3時限目

先生が黒板に文字を書く音だけが響き渡る

授業は国語

長文が黒板を埋め尽くしているが

今の私には何一つ授業の内容は頭に入らない

なぜならせいなさんのスカートが短くなったから


最近暑いからと言って肌を露出することが多くなったのは知っていますがこんな極端にスカート丈を短くされますと…

なんてため息が一つ零れる

多分スカート丈は膝上23cmくらいだろうか…

こんなに短いと階段の昇り降りの時に下着を他の人に見られてしまう可能性が…っ!

それは絶対に嫌ですね…!

私がそんな心配をしているのをよそにせいなさんは
授業中だというのに机にひれ伏せ寝ている

なんてマイペースなんですか…なんて苦笑してしまうがそこがせいなさんのいい所だからなんとも言えなくなってしまった

授業があと数分で終わる

他の生徒はきちんと黒板を見ているが私とせいなさんは違った

私はもうせいなさんから目を離せない…心配過ぎます…
そしてせいなさんは相変わらず気持ちよさそうに寝ていますから

そのまませいなさんを見ていたら授業終了を告げるチャイムがなる

号令を済ませたら私はすぐにせいなさんの所へ向かった

「せいなさん、ちょっといいですか?」

『んー?比呂士どうしたのー?』

まだ眠いのか目を擦りながら返事をしたせいなさん
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