第14章 願望【幸村】
幸村サイド
俺はよくせいなの事になると病んでる、なんて言われる
だからなんだ、って話だよね
寧ろ俺はそう言ってもらえるのは褒め言葉だと思ってる。
それにその俺の過剰な愛をせいなは嫌わない
その現状があるのに部外者がうるさいよね
そんな事を思いながら俺はお茶を2人分入れ階段を上り部屋に戻る
戻るとせいなはパジャマから私服に着替えていた
俺の選んだ服は俺好みの服
やっぱりすごく似合ってる
「せいなその服にあってるね 」
そう言いながら俺は持ってきたお茶をテーブルに置く
『似合ってるって、それ分かって勝手に私の服持ってきたんでしょ?』
なんてせいなは笑いながら俺に言う
もちろん、と俺は返す
それから他愛のない話をしばらくした
せいなが少し眠そうにしている
「眠いのかい?」そう聞くと
『うん…昨日寝るの遅くて…』目を擦りながら返してきた
「俺のせいで早く起こしちゃったんだね。せっかくのお家デートだ、一瞬に寝ようか」
そう言って俺はベットに横たわり手招きをする
するとせいなは別途に横になり今は俺が腕枕をしている状態
せいなはすぐに目を瞑り俺の服を少し掴んで眠りについた
暫くせいなの寝顔を見ている
そして額、頬、鼻、唇とキスをしていく
せいなの首に顔をうずくめると首筋には赤い跡を付ける
鎖骨にも、肩にも
俺は病んでるって言われる、でもそれを口実にせいなに俺のモノって印を付けれるのはとても良い
俺は多分どれほどせいなが愛してくれてもそれ以上を望んでしまう
その代わり俺は永遠の愛をせいなにあげるよ
今日なんでせいなが寝ている時に俺の家に連れてきたか、と言うと
1日だけでもせいなを俺のそばから離したくなかった
言っちゃえば監禁のような事がしたかった
そんな事をしてもせいなは俺を怒りもしなければ嫌がらない
それがどれほど嬉しいことか…
仮に拒絶とかされたら俺今後生きていく自信ないけどね
そんな事を考えながら俺はせいなにもう1度キスをして俺も眠りについた
大人になったら本当に監禁したいな…なーんてね
【完】