第2章 何かあったらすぐ言って 【不二】
六月中旬 僕らの学校青学ではあと少しで前期末テストがスタートする
テスト1週間前になると全部活は活動休止となる
今回のテストはどのくらいの点数とれるかな?、なんて考えているとメールが来た
ん?誰だろう。 そう思いながら画面を見ると
「 せいな 」と、画面に映されていた
せいなが…?どうかしたのだろう?
不思議に思いながらメールの中を開けると
『ねー!周助!後少しでテストだよ!?
部活明日から休止だよね!?お願い!私に勉強教えて…!頼れるの周助しかいないの!』と、書かれていた
内容を見て僕はクスッと笑をこぼした
メールにまでせいなの元気さがあらわになっていたからだ
メールくらいこんな元気な文じゃなくてもいいのに、と思いつつ可愛いなぁ、と心底思うのであった
もちろんメールの返事は即答で
「もちろんいいよ」と、返した
せいなからの返事は
『ありがとうー!周助やっさしー!明日周助の家行くね!』なんてまた元気いっぱいの文で返ってきた
あぁ、ほんとに可愛いな…。メールの内容を見て1人、部屋で和んでる僕。
明日せいなが来る、そのために少し部屋を掃除しとかないとね
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