第8章 照れんなって【向日】
キーンコーンカーンコーン
午前中の授業終了のチャイムが今鳴り終わった。
号令をし終えた瞬間俺は机の中に教科書をしまいやっとの思いで付き合えた彼女、せいなのクラスへ走って向かう
ガラッ
せいなのいる教室に着くと勢いよく俺はドアを開け
「おい!せいな!これから一緒に飯行くぞ!」
なんて大きな声で俺がせいなを誘うと
せいなは顔を真っ赤にしてあたふたしながら俺の方に来た
せいなのクラスの奴らはポカーンとしてるやつだったり俺らのことをからかってくる奴だのがいたが俺は
せいな以外には興味がねぇ…!
でもからかわれたりしてる事が恥ずかしいのかせいなはまだ顔が赤い
うるさい俺に比べて彼女のせいなは凄く大人しい
耐えるなら小動物みたいだぜ!
そんなことを勝手に脳内で繰り広げながら俺はせいなと食堂に向かった
俺はせいなと空いてる席を探して座った
『ねーね、がっくん。今日は何食べるの??』
ちょこんと座ってるせいなが聞いてきた、しかも少し上目遣いだ…
くそくそくそ!上目遣いとか可愛すぎるんだよっ!!
そんな事を思いながら
「んー、そうだなー。今日はデザートが結構あるから飯は軽めに食おうぜ!せいなも甘いもん食べたいだろ?」
なんて俺が聞くとせいなは即答で『うん!』と答えた
飯を席まで運んで俺とせいなは他愛もない話をしながら食べた
やっぱ好きなやつと食べる飯は美味いぜ!
その数分後俺らは飯を食い終わった
「よし、食べ終わったしデザート取りに行くか!!」
俺がせいなの方を向いて言うとせいなは
『おーっ!』と返してくれた