第5章 オールマイト

オールマイト「氷結…！！」

脳無の体は氷で覆われていた

オールマイト「（轟少年か！！私が凍らないギリギリの範囲をうまく調整して…！！おかげで！手が緩んだ！！）」

オールマイトは脳無の手から抜けた


轟「平和の象徴はてめェら如きに殺れねぇよ」

死柄木「……出入り口を押さえられた……こりゃあ…ピンチだなぁ…」

爆豪「このウッカリヤローめ！やっぱ思った通りだ！モヤ状のワープゲートになれる箇所は限られてる！そのモヤゲートで実態部分を覆ってたんだろ！？そうだろ！？全身モヤの物理無効人生なら「危ない」っつー発想は出ねえもんなあ！！」

黒霧「ぬぅっ…」

爆豪「っと動くな！「怪しい動きをした」と俺が判断したらすぐ爆破する！！」

切島「ヒーローらしからぬ言動…」

死柄木「攻略された上に全員ほぼ無傷…すごいなぁ、最近の子供は…恥ずかしくなってくるぜヴィラン連合…！脳無、爆発小僧をやっつけろ。出入口の奪還だ」

「「「！！？」」」

脳無はワープゲートから抜け、氷で体を割りながら起き上がる

緑谷「身体が割れているのに…動いてる…！？」

オールマイト「皆下がれ！！何だ！？ショック吸収の“個性”じゃないのか！？」

死柄木「別にそれだけとは言ってないだろう。これは“超再生”だな」

「「「！！」」」

死柄木「脳無はお前の100%にも耐えられるよう改造された超高性能サンドバッグ人間さ」


ﾌﾞｫｯ！！！


突風のような風が吹き、いつの間にか緑谷の隣に爆豪の姿が

緑谷「かっちゃん！！？よっ、避けたの！？すごい…！」

爆豪「違えよ黙れカス」


オールマイト「ゴホッ、ゲホ…」


オールマイトが爆豪を緑谷たちのいる場所に投げ、自分が変わりに吹っ飛んだ


オールマイト「………加減を知らんのか……」

死柄木「仲間を救ける為さ、仕方ないだろ？さっきだってホラそこの…あー…地味なやつ。あいつが俺に思いっきり殴りかかろうとしたぜ？他が為に振るう暴力は美談になるんだ、そうだろ？ヒーロー？」