SUNNY DAYs(進撃の巨人 高校生パロディ)
第3章 『塾にて』(ベルトルト)
授業終了後、ベルトルトと一緒にコンビニへ行った。
律儀にもバンソーコーを購入してくれて、また貼ってくれるということだ。
「そんな、いいのに…」
「俺の気がすまないんだよ」
ベルトルトは自分の自転車のカゴに購入したバンソーコーの箱を投げ入れ、サドルに軽く腰をかけたまま剥がしている。
再び私の手を掴み、貼りはじめると、
「おい、ベルトルト。何口説いてるんだ?」
急に後ろからライナーの声がしたと思ったら、グイッとベルトルトの肩に手を回した。
「「ライナー!!!」」
その瞬間、またしてもバンソーコーがたるむ。
それを見て、二人でライナーを睨む。
「あ、なんだ。口説いてるんじゃなかったのか…すまん。てっきり」
「もう、いいよ…これで」
なんか貼れない呪いでもかかってるのかもしれない。
「いや、ここまできたらリベンジさせてよ」
まだいっぱいあるし!とベルトルトは再び自転車のカゴからバンソーコーを取り出す。
ライナーの視線を感じながらも、再びリベンジを始めるベルトルト。
なんか背後から嫌な予感がするけど…。
おわり。
ATOGAKI
この後、見事に予感的中で、やってきたジャンとエレンに邪魔をされる。