第11章 ☆彡.。そういう時男は黙って赤飯
お妙の子供の頃の友達に
九ちゃんがいた。
九ちゃんはチビで、泣き虫で
侍なのに強くはないとよくくじけていた。
そんな九ちゃんを
お妙はよく励ましていた。
お妙「みんなより背がちっちゃいなら
九ちゃんは誰よりも
心の大きな侍になればいいんだよ」
九ちゃん「じゃあ妙ちゃん…
僕が心の大きな強い侍になったら
妙ちゃん…僕の、僕の股の玉に…」
お妙「ゴリラが来なくなったと思ったら今度は土方さんですか…」
お妙の働くキャバクラに最近近藤が姿を現さないと思ったら
珍しく土方と真選組の連中がお妙を訪ねて来た
土方「なんでも、近藤さんに幕府の上から縁談話が来て断りきれない状況にある。
だが問題は相手が〝猩猩星〟(しょうじょうせい)の
第三王女バブルス様という特権階級のゴリラなんだ」
お妙「あら、いいじゃないですか。
夫婦は似てくるって言いますけど、既にそっくりだわ」
山崎「姉さんそっちはモノホンのゴリラだからね!
頼みますよ姉さん!
俺たちこんなゴリラを姉さんと一生呼び続けなければならない。
仁義の通ってる姉さんならわかってくれるだろ?
侍が重たい頭下げてんだ…この気持ち」
お妙「あら?この頭のどこが軽いんですか?」
「アネゴ〜」
お妙「あらちゃん。
これはなに?腰の低い恐喝?
結婚なんか止めたらストーカーに拍車がかかること山の如しだろーがあァァァァ!!!」
万が一縁談がまとまれば
真選組の皆はゴリラを姐さんとして慕わねばならない
それよりはお妙の方が…
近藤さんを止めれるのはお妙さんだけだという事で、頭を下げに来たのであった。
だがしかし、お妙がうっとおしいストーカー近藤の結婚を止めるはずなどなかった。
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