第8章 ☆彡紅桜
「なーんか…へんな感じですねぇ
辻斬りの気配なんかしないのに、なんだろう、これ」
沖田「…お前の力がそう感じるのか?」
「あ、、うん…でもなんとなくだから」
沖田「…じゃ、今日はこの辺にしておきますかぃ」
一方、エリザベスから
桂さん行方不明の話を聞いた神楽と新八は、桂の血染めの所持品が落ちていた橋に来ていた。
ここで桂が血を流すようなナニカが起こったことは、明白。
神楽と定春は、その血の匂いを頼りに捜索を開始した。
エリー「もうだめかもしれない」
新八「バカヤロウ!!お前が信じないで誰が桂さんを信じるんだ!!」
エリー「ってーな離せよ、ミンチにすんぞ?」
それから新八は、エリザベス先輩の舎弟としてパシリをしつつ、桂さん探しを手伝っていた。
「あれ?新八くんにエリー、こんな所でなにしてるの?」
新八「さんこそ!どうしたんですか?」
「見回りの帰りだよん
総悟の奴が突然この辺にするとか言って帰っちゃったからさ
早く帰れって言われたんだけど、ブラブラしてたのー」
新八「危ないですよ。最近辻斬りが出るんだから。
僕達はエリーと桂さん探ししてるんです」
「ふーん。じゃ、も手伝うー!」
新八「いやアンタ一応新選組でしょうが!」
止める新八を無視し一緒に桂探しを始めた
夜中まで桂を探し歩く新八とエリザベスの前に、件の辻斬りが出た!!!
エリザベスは、咄嗟に新八を安全な位置まで蹴り飛ばし、自分一人で(一匹で?)辻斬りに対峙した。
新八、「エリザベスぅぅっっ!!!」
新八の声が夜の街に響いた時、辻斬りの持つ刀がはじき飛ばされていた。
銀時「おいおい、妖刀を探してこんな所まで来てみりゃ、どっかで見たヅラじゃねーか」
声がすると、ゴミ箱の中からぬっと現れたのは銀さんだった。
辻斬り「ホントだ。どこかで嗅いだ匂いだね」
と傘を取ると、
それは橋田屋で用心棒をしていた盲目の”人斬り似蔵”で、
その手には『妖刀 紅桜』が握られていた。
新八「あなたは…!」
「あららー、いい加減逮捕しちゃうぞ」
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