第8章 ☆彡紅桜
沖田「おぃ、
さっさと見回り行きますぜィ」
「えーレディースフォー始まっちゃう」
沖田「いつから乗り換えたんでェ
ほら、行くぞメス豚」
「…」
沖田「冗談でさァ
最近万事屋の旦那ばかりだから、
俺がわざわざ見回り誘ってやってんだ
さっさと準備しなせェ」
「なんだよー。」
最近江戸では、辻斬りが流行っていた。
そのため2人は今日も支柱見回りへと向かう
そんなある日、ある橋で桂小太郎は、
見知らぬ浪人に通り過ぎ間際に斬られた。
その後、桂の姿を見かける者はおらず
エリザベスの所に帰ってくることもなかった。
桂の行方がわからず、困ったエリザベスは、万事屋を訪ねた。
新八「あの、今日はなんの御用で?」
一向に喋らないエリザベスに困った銀時は別件で入ってきた依頼に出かけた。
依頼は、刀鍛冶屋を営む兄妹からであった。
兄の鉄矢は、声の大きな勢いのある男で、妹の鉄子はぼそぼそと喋る覇気と愛想のない女だった。
依頼内容は、江戸一番の刀匠とうたわれた兄妹の父、仁鉄が、生前打った最高傑作の『妖力紅桜』が盗まれたので探してほしいというものだった。
妖刀『紅桜』は、関わった者が必ず凶事に見舞われるといわれる、人の魂を吸う刀だと言われているのだと言う。
銀時は、嫌な予感を覚えつつ
江戸のあちこちを探しまわった。
転売されていないかと、
扇風機で世話になった〝リサイクルショップ 地球防衛軍〟に寄った時に、妙な噂話を耳にした。
最近この辺りに出る辻斬りは、
生き物のような妖刀を使うのだと言う。
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