第7章 少年はカブトムシを通し生命の尊さを知る
神楽は近所の子供達と
今ブームのかぶと虫相撲に興じていた。
神楽「わたしの定春28号だって
お前らの奴とは食べてるモノが違うネ!
行くぜ!定春28号!」
子供「食べ物が違うって言うか
種類が違くね?何コレ?」
神楽「フンコロガシ」
たとえ、神楽の愛かぶと虫が、
実はフンコロガシだったとしても定春28号と名づけて可愛がっていたことに変わりなかった。
だが、そんな子ども達の遊びに容赦なく参入してきて
「サド丸21号」の強さにものを言わせて、
皆のかぶと虫を全部かっさらって行った非情な男がいた。
神楽のフンコロガシはヤツの戦いを見て興奮した神楽の手の内で、ブツリとその命を絶ってしまった。
子供「それにしてもあの野郎俺たちのカブト全部持って行きやがった!
まさか曙Xまで負けるとは…
あいつ最近カブト狩りをしまくってるって言う男に違いねーよ」
子供「大人気ねぇよな、一体何考えてるんだ
あの男を止めてた姉ちゃんが取り返して来てくれるって言ってたけど…」
神楽「う、うう…定春…
定春21ごっ、あっ、ちがった28号〜〜〜!!!」
神楽は、〝定春28号〟の報復を誓って、
カブトムシ狩りに銀時と新八を誘った。
銀時はカブトムシが車が買える程の高額で取り引きされている現実を知り、カブトムシ狩りへと向かった。
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