第4章 ☆彡星海坊主
神楽を助ける為に乗り込んできた銀時と定春は、
真選組が止めるのも聞かず、エイリアンへと突進して行った。
銀時「定春!今日は存分暴れていいぜ!いくぜェェェェ!!!」
そのままエイリアンの口に飛び込み、喰われてしまった。
銀時「あり?」
銀時がエイリアンに食べられている間に、
神楽は、逃げ遅れたこの騒動の張本人である央国星のバカ皇子を助けて…
「神楽!!神楽!」
星海「…てめーら、黙って見てたのかよ!!」
と殴りかかろうとしたが、その父を瀕死の神楽が止めた。
強靭な夜兎の血をひく神楽は、腹をえぐられ流血していても死んではいなかったのだ。
神楽「パピー、だめヨ、せっかく私助けたのに…
私変わったでしょ。
私の力、人を傷つけるだけじゃないでしょ
人を護ることも出来るようになったヨ。そうしたら友達いっぱいできたヨ。
もう誰も私を恐がったりしないアル。…もう一人じゃないネ」
「神楽…っ」
星海「わかった、もうしゃべるな」
神楽「戦って戦って、夜兎滅びたネ。
戦わなきゃいけないのは、自分自身アル。このままじゃみんな、ひとりぼっちになってしまうヨ。」
容赦なくエイリアンが襲い掛かる。
神楽の言葉に考えこんでいた星海坊主は一瞬対応が遅れ、
自身の左腕をエイリアンに喰いちぎられ、神楽をエイリアンに奪われてしまった。
大怪我のままエイリアンに拉致された神楽は、戦う気力もなかった。
その時、エイリアンの腹の中を掻き割って、銀ちゃんと定春が飛び出してきた
薄らぐ意識の中で銀時に手を伸ばす神楽
その神楽の手を掴もうと、
必死で手を伸ばす銀時だったが、二人の手は繋がれることなく、神楽はエイリアンの中心部へと連れ去られて行った。
一度は巨大化して江戸の街へ侵入しかけていたエイリアンだったが、急に中心部のある宇宙船へとエイリアンの触手という触手が集まりだした。
エイリアンの中心で、父ちゃんと銀時が叫んでいた!
星海、銀時「どけェェェ!!!しょんべんかけんぞー!!!」
エイリアンは、体の中心部で暴れる『星海坊主』と銀時の邪魔者の駆除の為に、一斉攻撃をしかけるつもりのようだった。
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