第3章 ☆彡どうでもいいことに限って中々忘れない
銀時が気付くと、空が真っ赤だった。
暫くして赤く染まっているのは自分だと気付いたが、自分が誰なのかはわからなかった。
銀時「あれ?真っ赤なのは俺じゃねーか…
あれ?なんで俺こんな事になったんだっけ?」
銀さんは年末にジャンプを買いに行った先で車にはねられ、入院していた。
お登勢と神楽と新八が病院に駆けつけると、
銀さんの記憶がなくなっていた。
「あ、神楽…」
神楽「来てたアルか!銀ちゃんは?」
銀時「誰?一体誰だい?君たちは?僕の知り合いなのかい?」
万時屋の自宅まで連れ戻したが記憶は戻らなかった。
それより、この年でなんでも屋というぷー生活で、
家賃も払わず、年中死んだ魚のような目をしてぐーたら生きていることを知ってショックを受けているようだった。
昔の友人に会わせてみようと、桂の所へ連れていったが、何も思い出せなかった。
新八「それより桂さんの所に一緒に来てるのに
捕まえなくて良いんですか?さん新選組でしょ?仕事しなきゃ」
「ほんとだよね〜」
沖田「かーつーらー!!
それに!お前なんでこんな所に居るんでィ」
桂と真選組の人達の暴動に巻き込まれて、余計に悪くなった。
お妙にも会わせてみたが、やはり何も思い出せなかった。
自分の事も忘れてしまったと言う銀さんに
お妙は怒って殴りかかろうとしたが、お妙の手を取り
銀時「すみません、今はまだ思い出せませんが、
必ずあなたの事も思い出しますので、それまでしばしご辛抱を」
とまともな事を言ってお妙を動揺させた。
その時、銀さんは”甘いもの”に反応した。
「あっ!そうだ!甘い物を食べて記憶を呼び覚まそう!」
お妙特製甘めの卵焼きを口にした銀さんは、さらに悪化した。
ついでにお妙の卵焼きを食べた近藤局長も、記憶がなくなってしまったようだった。
お妙「まあ、カワイイ」
神楽、「アネゴぉ…」
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