第3章 昔のアタシ
「……まだ戻らねぇのか」
青キジがふと目を覚ました。
午前4時、外はまだ暗い。だが、
ハナはまだこの部屋に戻らない。
部屋を変えたのならセンゴクさんかまたは誰かが報告してくれるはずだ。
__報告どころかメモすらない。
「(センゴクさんがあれだけ必死にやっていた、無報告なんてあるか……?)」
いやありえない。アイツ絶対になんかやらかしてるな。
「……あるとしたら、留置所か」
アイマスクをあげて立ち上がり、青キジは留置所へ行ってみることにした。
…
「さてと、 自由に生きる人 を調べる為に、資料室へ来たはいいものの……多いな人数」
徹底的に自由に生きている人を調べたが、余りにも人が多い。
共通点は
……全部 海賊 に関連していること
「……海賊か、私の国では……いや故郷では敵としてしか見てなかったけど、
でも1人で生きれば価値観は変わるかもしれない。」
自由に生きることは罪なんかじゃない。
調べてわかったけれどこの国は……いや世界は
「空白の100年から先は世界政府がいいように操ってる……」
だから都合の悪そうな情報はこんな厳重に……
「……ハナ、そろそろおいたが過ぎるんじゃないの」
「?、あぁ青キジ……やっほー」
「……ふざけるのも大概にしろ」
青キジが近くに立っていた。
周りには散乱した情報、後片付けは任せたよ海兵達
……うそ、本当グチャグチャにしてごめん
「いやぁ……死ぬか、記憶を消して海軍につくかってきかれたからさ」
「?ともかく……それ以上勝手なことされると俺の仕事が増える。俺は寝てェんだ。言うことを聞かねぇなら……お望みのようにしてやる」
「お望みね……アイスタイムカプセルとか?
ここには船もいらない、でも私を殺したって誰も責めないね」
「……それでいいんだな」
パキパキと音を立てて凍っていく空気と彼の身体
彼を眺めながらハナは無邪気に
「__青キジ、私、海賊になりたい」
「!?」
そう言いハナは身長を戻して歴史を変えた
「歴史変換 change history !
ヒエヒエの実は三秒発動が遅れる!」
「!?っな……」
その間にハナは青キジの間をすり抜け逃げ出した。
青キジも後を追いかける。
「No〜〜!逃がすと思うなよ!」