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【ONEPIECE】déjà-vu ※書き直し中

第3章 昔のアタシ


時は遡り数年前

ハナは平和な島に居た
大きな岩に座りハナは広がる海を眺め続ける

そこへ1人の男が彼女に近づいた

「女があぐらをかくのはどうかと思うぞ」
「! そんな説教される関係の扱いを受けた覚えはない」
「ハハハ……それは仕事上仕方が無いと思ってくれないか」

ハナに話しかけたのはセンゴクだった
ハナは尚も海を見つめる

「しかし……何故こんなことを政府は」
「……」

ハナはセンゴクの言葉をあえて無視した
答える義務がないから。

「君に……少し尋ねてもいいか?」
「何?」

センゴクが私に尋ねるのは珍しかった
いつもなら影で試行錯誤し私を探っていたからだ

「……君は正直私達をどう思う」

至極簡単な質問を投げかけられる。

「……簡単に言うと、利用者」
「利用者……」

いつもと違い弱った声で返される
自分の弱さを責めているのだろう、元帥という立場で それ を黙認しているのだから

「アタシは正義は人の信ずる善だと考えている。
その善は人それぞれ……

世界は自分が死ねば終わると信じ続ける輩は私利私欲を 善 とするように。
平和を愛する輩は気遣いを 善 とするように。」

ハナの言葉を真剣にセンゴクは聞いた

「私にとって……世界政府は私利私欲のヘドロの塊だ」

「……そうか」


センゴクは自分を嘲笑うような笑みを浮かべ、俯いた
だが彼を励ますことも何もしなかった

必要ないから。


そう冷血な、氷のようなハナは尚も海を眺め続ける

暫くしハナは目を瞑り歴史を感じ取った
消えゆく歴史を

「……さようなら、この島」


途端、後ろにあったのどかな島の街並みは赤い雫と化し破裂した。

悲鳴がこだまし消える。
それでもこの島は朝は 平和 だったのだ。

今はもう……


「存在すらしない」
「ぅう……ぐっ」

センゴクは護るべき人の声を聞き泣いた

確かにあった平和な島は消えた。
だがセンゴクの記憶にずっとこびりつく島はまた増えたのだ

ハナは冷たくセンゴクに急かした

「さて、仕事は終えた、出航だろ元帥殿」
「……ああ」


そう、昔の私は世界政府に秘密裏に使用されていた最終兵器

レッドフラッシュ

彼女は生きる為に消す兵器
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