第11章 平和……?
蛍丸「はいどーぞ」
「あ、ありがとう……やっぱりまとめ役が必要だよね」
蛍丸が私の分のにゅうめんを持ってきてくれるとお礼を言いながら改めて回りを見てみることにした。
数は少ないけど食事をしている者がいる。
用事があったり、いろいろあって食事に遅れることがあるだろうがみんなで一緒に食べられるように時間など決めたりして全員で食事ができるようにしないとな……
「そういえば明石は……?」
なんだろう、見た目からしても年上の人にさん付けしないのって結構気になる。
蛍丸「国行は……たぶん寝てる」
愛染「部屋で寝てた」
「食事は……?お風呂とか……?」
蛍丸「食べたって言ってた。お風呂は……勝手に入ると思う」
自由だな……。
どこまでも自由。
やはりいろいろ決めないと、みんな自由に動いてこの本丸が大変なことになりそうだ。
統率とか私には全然向かないから誰かの助けを必要とするけど……こういうのは長谷部と相談したらスムーズに進みそうかも。
「よし、じゃあ……明日から頑張ろう。いただきます」
手を合わせていただきますをし、箸をもって食べ始めるが……にゅうめんは伸びきっていて冷たくなっていた。
早急にご飯時間を決めないと食べ物によったら味が落ちるな……でも、美味しいな。冷たい…にゅうめん。
もはやそうめんのように思えてきた。
まあ、元はそうめんなんだけども。