第1章 プロローグ
創真side
か、勝手に『は~い今日はお手軽に出来る一品を紹介しまーす』『はい先生~』みたいな緩いやつだと思ってましたー!
城一郎「まぁ頑張れよ 創真」
城一郎「その学校で」
「~~~!!」「~~~~!!」
創真「あ…え?何?よく聞こえねー えらく騒がしいな 親父今どこに」
城一郎「ニューヨークシティー」
何っ?
城一郎「マンハッタンロイヤルホテルVIP専用レセプションホール」
何ィイィイ!?
城一郎「今そこでメシ作ってんだ」
!!?言葉が思いつかねぇ…
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幸平城一郎side
「ヘイJOE!!最高のディナーだ!よくぞNYに帰ってきてくれた!」
まったくマクフリー医師は…
城一郎「大声出すんじゃねーよマクフリー医師!また血圧上がるぜー?」
「美味い…!病を得て議会からも離れたこの身…最期にユキヒラ氏の料理を食べられたらもう悔いは無いと思っていたが…」
「フフ…まだ何度でも食べたいと…欲張ってしまうな」
「先生…!」
「ええ…!食べに参りましょう!何度でも!」
「僧正様!どうかお戻りください!断食の途中でございますぞ!門徒たちに示しがつきませぬ!」
やれやれ…
「ええい黙れぃ!幸平の料理を目の前にして食ってはならぬだと…?ならば」
「私は信仰を捨てるッッ!!」
「僧正様ー!」
そうだ、創真に話さなければいけないことがあるんだったな。ちょいと外へ出るかな
城一郎「――最初はインド、イタリアスペインと仕事して昨日アメリカに入ったんだ」
城一郎「暫くは東海岸の都市で料理を出す予定になってる」
創真「…は、話についていけねーんスけど」
城一郎「まー…ちょいとな、昔の伝を辿っただけさ」
ま、それよりも。
城一郎「創真よ」