第1章 プロローグ
創真side
むむぅ…
創真「ここか…思ってたよりは建物も大きくて立派だな…」
ううう…何故こんな事に…少し回想しよう。
~回想~
創真「料理学校?」
城一郎「ホラ、これが申込書類だ」
創真「何で今更そんなとこ通わなきゃいけないのー?」
城一郎「丁度いいだろ店は閉めるしこの学校なら高校課程の単位もとれるし」
城一郎「ま、三年間勉強してこいや」
はぁ…親父め…
へっ…金払って料理習うなんてアホらしー…
あ~やっと着いた。よし、編入手続してもらおーっと!
創真「――――え?」
「いやですから、この建物は用務員や保守点検の職員が詰める棟なので編入試験の会場は別なんですよ」
おい待て、試験とはどういうことだ?
創真「えっ試験…とかあるんすか?」
「はぁ?当たり前でしょう」
えっ、当たり前なのか?ちょ、どうなってんだ…
「今いる棟がココ…そして試験会場は」
「三キロ先です」
……はぁ!?マジかよ…冗談きついな。ここの人は
え、冗談じゃないの?鬼畜じゃね?
――――――――
…何だか、
「ぎゃあああ!進級試験落ちたあああ!」
「もうダメだ…!人生終わった…!!」
予想と違うぞ…?
「たのむ!一千万でも二千万でも寄付する!だから息子の退学を取り下げてくれぇぇぇ!!」
ううう……って、んん!?
なんだこのデカそうな敷地は!
―――親父に電話や、電話
城一郎「あれ言ってなかったっけ。そこは日本屈指の料理学校」
城一郎「卒業到達率10%以下の超絶エリート校だぜ」
えっえええぇぇええぇぇえぇ?!!?