第3章 極星寮へようこそ
side
ホントに最悪!! あんなやつに見られるなんて……
しかも、何であのときドキドキしたのよ‼私!!
もー……なんなんだろ
金色のお茶でも飲んで、忘れよう‼うん!!
創真side
…ん?
手書きのラベルが貼られた一升瓶…そしてこの濁り…
創真「え…コレ…まさか密造…」
嘘だろ…まじなのか?
涼子「ただのお米から出来たジュースよ❤」
セリフにハートが付くノリですけど…
佐藤「ほらほら金色のお茶もあるぞ~?」
悠姫「わ~い!金色のお茶だ~!」
「飲も飲も~」
す、スゲェ…本当に高校生か?この人達。実は俺以外は成人なんじゃね?
青木「冷やせ冷やせ!」
丸井「僕の冷蔵庫を勝手に開けるなー!!」
全体的に無法地帯すぎる…
変人ばっかりかこの寮は…!
恵「いや…すぐ馴染めるよ、創真くんなら…」
呆れた顔して田所はそういうけど、この人達のレベル、明らかに他と違うだろ!流石に俺も…
悠姫「で…でたぁー!一色先輩のー」
「気付いたときには裸エプロンイリュージョン!!!」
おおおお!ウッヒョー!楽しいー!
周りも大騒ぎ!丸井も結局は参加してるじゃんかー!
恵「(ほら、やっぱり)」
noside
先程の多少引いていた幸平創真は何処にもいない。一部を除いて大はしゃぎ。
もこういうことになるとテンションが変わる
「ご飯!ご飯が足りな~い!!!」
伊武崎「…じゃあ今日燻した分出すか」
ハイテンションで騒ぐ。その姿に、女子力など、微塵も無かった。
だが、どんな状況でも上手く馴染めてしまう。其処が彼女の長所とも言えるだろう。
伊武崎「スモークチーズと三種のジャーキー」
伊武崎峻は、おつまみを出す。
創真「ぐううっ!スモーキーな味がたまらない!」
丸井「伊武崎の仕事にハズレ無し!!」
「さすが伊武崎くん!」
大絶賛しながら創真とと丸井は並んでパクパク食べる。
伊武崎「当然だろ」
伊武崎はそう言った。
クールに「当然だろ」と言うその様がとても似合っている。
最高の料理が織り成すハーモニーに、皆のテンションは最高潮へと突入する。
パーティーはこれからだ!