第3章 極星寮へようこそ
田所恵side
目が覚めた私は、ちゃんと一緒にお風呂に入っていました。
恵「はあ…休み時間中ずっと新作料理の味見をさせられてもうリアクションでヘトヘトだよ…」
「あはは……お疲れ様。」
創真くんのばかっ私のことおもちゃみたいに扱って…
恵真「ねー?アヒルさーん?」
恵「ねー?困っちゃうよねー?」
中等部の時から心休まる場所はこの寮だけだよ…
厳しい先生も、ふみ緒さんはちょっと怖いけど…
創真くんも居ないし…
「じゃあ、私そろそろ上がるね。」
恵「うん、あとでね。」
ああ、やっぱりちゃんは優しいな……
「きゃあああああああ!!!!」
え?きゃあああああああ!!!!…!?
どうしたんだろう?
恵「ちゃん!?大丈夫!?」
そこに目に入った光景はちゃんが創真くんを押し倒しているところでした。……ええええええ!?
恵「おおおおお、お邪魔しました!?」
「ちょ、恵、待っ……」
そして、私はちゃんをおいて逃げてしまいました。